人事売上高から考える飲食店経営のマネージメント術

管理

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働きやすい環境を作る指標の為の人事売上高であるべき

そもそも『人事売上高』って何?てことですが

お店で働くスタッフの1時間当たりの売上のことです

 

要は

一日の売上÷スタッフみんなの総実労働時間

例えば

一日の売上が30万あったとして、その日いた社員・バイト・パート全員ひっくるめて合計が60時間の勤務であれば

300,000÷60=5,000

なので

人事売上高は5000円になります

 

なので

人事売上高が高ければ高いほど効率的に売上を上げている

かのように思いますが現実にはそうではありません

 

あまりに高い場合、

スタッフが少ない中で強引に営業している状態が大半で

それでは高品質な料理の提供やサービスはまともに出来ません

また、スタッフにも疲労が溜まり

心身共に良い状態ではないのです

 

ですから人事売上高は評価する数字ではなく

スタッフが最適に働ける人員の数の目安に使うべきなのです

 

じゃあ人事売上高の目安の金額を決めてみよう

これは○○円!っていい切る人もいるかもしれませんが

正直あなたのお店のオペレーションによって多少異なります

調理にどうしても人手が取られホールもフルサービスのお店と

フードコートのような簡単な調理で受け渡しのみのサービスでは同じ飲食と言っても差があるので

まずは

4500~5000円に人事売上高を設定してみましょう

そしてそれを元に売上と照らし合わせてシフトコントロールしてください

一度その数字を決めたら、変えちゃいけないなんて事はないのでスタッフが手が空かず無理し過ぎていない数字を見極めていきあなたのお店の指標となる人事売上高を見つけてください

結果、仮に4700円がちょうど良い状態だとわかれば

スタッフ不足で仕方ないと徐々に人の少ないまま営業していて、だんだんと忙しさの感覚が麻痺していても人事売上高を見て、5500円tかになっていれば今がどれだけ良くない状態で営業しているかが一目で分かります

 

この忙しさに麻痺するのがとにかくいけない事で

ミスやサービスの低下は勿論

スタッフのモチベーションから果ては居なくなるといった

負のスパイラルに陥ってしまうのです

 

人事売上高を常に維持していくと時間にゆとりと生産性が生まれる

 

どうしてかと言いますと

無理のない状態でスタッフがテキパキと働けば自ずと仕事の出来る守備範囲は広くなっていきます

ここでみんな出来るようになったからとスタッフ数を少なくすると

利益は上がるでしょうが、前途で説明した色んなものが失われていきます

それなら、みんなでさらに守備範囲の拡大とそこから生まれた時間を有効に使い、設備や備品の配置に工夫を凝らしより効率化を図ったり

SNSなどでお店の情報を発信したり新商品の試作をしたり

ただ営業するのではなく、色んな視野からお店の生産性を向上することが可能になってくるのです

 

是非あなたのお店の人事売上高、計算してみてください

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