思い出を売ることが出来ているかどうか
数ある場所からこの地に来て
数ある飲食店の中からあなたのお店をお客様が選んでくれて
数ある料理の中から選んでくれた料理
そこには必ず何かしらストーリーがあります
たまたま道を車で走っていた時に見つけて来店された方もいれば
前からお店があることは知っていて気になってはいたが
今日ようやく来ることが出来た方
友達が行ったことがあり美味しいと聞いていたので
楽しみにしてきた方
その飲食店が
フランス料理屋だろうと
中華料理屋だろうと
ラーメン屋だろうと
どんなジャンルであろうと
そういった色んな巡り合わせで今日来店してくれたお客様のいる毎日の連続だという事
だから
期待を寄せて来てくださったお客様からしてみれば
美味しいのは当たり前
ということを頭に入れてください
美味しい事は当然だから
私のお店は美味しい○○料理が売りだ！
なんて考えはまったくもっておかしいのです
価値とは体験
だから飲食店の経営者が売るべきは体験
思い出になる、記憶に残る価値を提供することです
別にサプライズをしろって訳ではありません
あなたが飲食店を選ぶ時、どういったポイントで選びますか？
好きな女性と行く時であれば
落ち着いた雰囲気の個室のある場所で
こんなお店を知ってるんだよと自分を演出して
より親密な関係になりたいと思って選びませんか？
数人の友達と久しぶりの再会でご飯でも食べに行こうとなった時
時間を気にせず
わいわい出来て
気兼ねのない空間を選びませんか？
飲食店を選ぶ時って実は
誰とどの目的で行くかが重要で
その目的と合致した時にお客様は来て良かったなと思うのです
勿論あなたの料理が目的で来る方もいるでしょう
ですがやはりそれもすべては体験という価値につながるのです
ですからすべき事とは
自分のお店がどういったお客様に来て頂きたいか
この事を真剣に考えるべきです
真剣に考えて
そういった方が来てくれた時により満足することを提供することが出来れば
それはあなただけのお店の強みになり
その強みを強化し続ければ
他にない強烈な思い出になって
価値ある体験を売ることになるのです
そんなことしたら
それ以外の人が来ないじゃないかと思うかもしれませんが
そんな事はありません
女性に向けた女性らしいデザートばかりを取り揃えたカフェを経営していたとしても
来店されたお客様の女性が友達と来て
まさにここは自分が好きな、居心地の良いお店だと気に入ったとしたら
次はまた別の友達と来たり
彼氏を連れてきたり
良くも悪くも
認知度は高く広い層へと移行してしまうからです
ですから来店されるお客様の理想は高くもってもいいかもしれませんね
コメント